2020年に出るそのサーベイ結果を遠田先生の「組織の盛衰:その数理モデル」に如何に取り込んで実証データとして使えるかが今後の研究テーマとなりそうです。
(大手町の組織学会会議室にて)
🔥103組織論の新しい展開:組織の盛衰を数理モデルで解明
2020年に出るそのサーベイ結果を遠田先生の「組織の盛衰:その数理モデル」に如何に取り込んで実証データとして使えるかが今後の研究テーマとなりそうです。
(大手町の組織学会会議室にて)
🔥103中川先生は組織論の大家、カール・ワイク(Karl E. Weick)先生の「イナクトメント理論」(Enactment)に詳しく、学生時代に遠田先生のワイク翻訳本「組織化の社会心理学」を勉強されたそうです。中川先生からは、我々3人組の今後の研究の進め方や遠田モデルの広め方などのアドバイスを頂きました。中川先生は後にフェイスブックで、「さすがは遠田先生という、本質をとらえた理論でございました。組織の心理と実態の相互関係で、状態をはかるというのは、面白いアイデアだと思います。」とコメントされました。参考図書&論文:
://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download?doi=10.1.1.499.272&rep=rep1&type=pdf
https://str.toyokeizai.net/books/9784492534083/
🔥13020190728(日)橘田社長の会社会議室にて会合
(参加メンバー:片山、赤尾、橘田、小森、内山、鈴木):
遠田先生が主宰された「〇塾」は、先生の遺志を引継ぎ、有志によって来る9月14日(土)に再開するはこびとなりました。今後は隔月に開催する予定です。
場所は外堀通りに面し、大学院棟の右隣にある法政大学新見附校舎(下記写真:9階 「創造空間スタジオ」 )、日時などの詳細は決定後にお知らせ致します。
今後1年の発表テーマについては更につめた上で決定する予定です。
また、来年秋以降に外部講師による講演プログラムを開始します。
〇塾(マルジュク):「柔軟で、面白く、逆転した」発想法を伝えるため、市民の方々を対象に開かれている塾です。生涯学習の場です。
🔥94今回は二コラにご参加頂き、数理的な側面から「組織の盛衰ーその数理モデル」を如何に説得性を持って第三者に説明するかについて検討。
🔥96盛衰モデル研究会(3月16日記録メモ、敬称略)
1.各自の方向性等について
(1)全般
・遠田先生の組織の盛衰モデルの特徴として、包括性や時間軸を意識した変化をモデル化していることが挙げられ点で改めて認識一致。
・また研究に当たって定量化できるKPIの設定が課題である点についても認識一致。
(2)鈴木
・外資系金融機関(BNPパリバ、バークレイズ)に勤務した経験を踏まえて個別企業の盛衰または欧米金融機関の推移を盛衰モデルの観点から分析することを検討。
・中国社会を盛衰モデルの観点から時系列でとらえるとどう見えるかも検討テーマに。
・いずれにしてもデータ収集に強い課題認識あり。ブルムバーグ等の活用ができないと厳しい、との認識。メンバー外の方との連携のテーマの一つにしたい。
(3)小森
・盛衰モデルに対する理解を深めるところからスタートしたい。
・日本の電機メーカーの盛衰(なぜこれほど衰退したのかも含めて)を盛衰モデルの観点から分析することを検討。
(4)佐藤
・採用されれば2019年6月の経営情報学会での発表に向けて予稿のバージョンアップを行う。
→現行バージョンについて、遠田先生独特の用語について補足あるいは極力用いない方向でメンバーよりアドバイスあり。
・アプローチとしては盛衰モデルに基づく仮説作り(※1)と仮説の検証を行いたいが、仮説の検証に当たっては、データ収集の課題認識は鈴木と同様。またデータを収集できたとして統計学的処理手法についての知見不足も課題認識あり(※2)。
※1 M&Aの財務影響、クリティカルコスト発生の計測、企業盛衰事例のパターン別分類、情報処理コストの増加と規模の経済のトレードオフと最適な妥協点の研究、等
※2 鈴木の友人のニコラさんへの声掛けも検討。
・現在の世の中の組織論との比較で当該「組織の盛衰モデル」のオリジナリティの確認作業について、我々実務家がやるのには限界があるが、いろいろな方との議論が不可欠。
(5)石井
・積極的なアウトプットまで行うかは現時点で未定。
・学校、教育界での実務経験から、これらの独特の世界を改めて考えてみたい。
・経営学部で学んだ経験として企業や産業界の過去事例の記述が行われていたが、そこから実務へのインプリケーションが弱いと感じていた。
🔥85今回の会合では、①蒲池さんが参加され、過去の経緯などについてご説明頂きました。②6月にメンバーの佐藤さんが学会で当モデル及び応用事例について発表する予定です。3人が力合わせて、発表原稿の推敲など全面的にバックアップすることを確認しました。
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